フジテレビ日枝会長、方針転換を示唆?
tomockyです。
まずは、こちらをご覧下さい。
フジテレビが昨日の裁判所の決定を受けてか、ライブドアの考えるビジネスモデルに合理性があれば提携も考えると示唆しています。
一念岩をも通す。
ある意味、ライブドアの「執念」が実ったようです。
ただ、
あちら(ライブドア)の話がわからない。具体的なメリットを話していただければ、うちも検討する
なので、予断を許さない状況です。
私も、ライブドアの考えるネットと放送メディアの融合というビジネスモデルに関してはよく分かりません。
今後は、ライブドアがフジテレビに対し、このビジネスモデルの有用性・合理性をプレゼンテーションする必要があるでしょう。
それにしても、支配とか買収とか、「メディアを殺す」とかある種脅迫とも受け取れるような表現を好んで使いながらも、「提携を検討したい」と言っている堀江氏の態度には疑問が残ります。
「商人と屏風は直ぐには立たない」とは言いますが、会社経営というのは、正直さと誠実さを宗として行う必要があります。
「ビッグマウス的ユーモア」というのは身内の馴れ合いだけに留めて下さい。
そうした「冗談」の為に堀江氏の人格に対する批判が巻き起こるのです。
そういう意味において、保守的な政治家を中心とする頭の固い老人達がライブドア快く思わない気持ちがよく分かります。
資本金240億の大企業の社長でありながらも、堀江氏の行動力の高さは絶賛に値します。
しかし、堀江氏には、人の上に立つ者である以上、こうした大胆さと共に周囲への気配りの出来る慎重さを持ち合わせるよう、強く要請します。
ライブドアと同じ六本木ヒルズに本社を構える楽天の三木谷浩史氏は、その点心得ていると思います。
さて、メディアの買収話で思い出されるのは、ソフトバンクがマードック氏と手を組んでテレビ朝日を買収しようとした件です。
こちらは、ソフトバンクが「コンピュータを専門に扱ったCS放送局を作りたい」という明確な意志の下において行われました。
しかし、手を組んだ相手が悪かったのか、これは失敗に終わりました。
しかし、今回のライブドアの件ほどの問題提起は起きていませんでした。
世間にインパクトを与える行動を取る堀江氏は、人格面の是非はともかく、凄まじいものです。