大銀行に唆されただけの哀しいカリスマ

堀江貴文氏は何かに取り憑かれたかの如く、会社規模の拡大に必死になっています。

今のライブドアは拡大欲に取り憑かれているだけのモンスターです。
経営者たるもの、5年先、10年先を見計らって企業戦略を立てるもので、企業買収も飽くまで必要あっての上でなくては意味がありません。
ラジオ放送に如何なるビジネスチャンスがあるのか、よく考えてみて下さい。

知恵のない反権力指向の連中はライブドアの行動を絶賛しています。
しかし、知恵ある者はライブドアの未来を憂いています。

バッファローズ買収を巡る件では、プロ野球界における創造的破壊となりましたが、今回はそうはならない気がします。

フジサンケイグループの再編を邪魔してまでも、ニッポン放送を獲得する価値があるのでしょうか?

TOB合戦の末齎されるのは、宝の山ではなく、瓦礫の山のように見えます。

以前、バッファローズ買収の時、銀行から話を持ちかけられたとアエラのインタビューで答えていましたが、今回もそうなのでしょうか?
もしそうだとしたら、取引銀行に唆されているだけに過ぎませんね。

堀江貴文氏におかれましては、地に足のついた経営を行って下さい。