旧司法試験の出願
代休を利用して法務省に出向く
3日の節分に出勤した*1関係で13日に代休を取り、その機に乗じて法務省に司法試験の願書を取りに行きました。
法務省の職員が言うには、この日は願書を取りに行く人が多くて減りが早かったようです。
やはり、連休を1日延長してこの日に取りに行く人が多かったのでしょうか。
電子申請で四苦八苦
法務省のサイトでも司法試験の願書を受け付けている
司法試験は法務省のサイトから、電子申請できます。
しかし、この電子申請が曲者で、結構ややこしい代物です。
予定では代休を取った13日中に完了する予定でしたが、今日やっと願書を出したに止まっています。
納付は明日になってしまいます。
写真はスキャナーで取り込もう
電子申請の願書にも顔写真を添付する仕組みがあります。
添付する写真のファイル名は「PHOTO.jpg」とし、証明写真となる縦長の写真で横と縦の比率が1:1.3の250KB以下のファイルを作成する必要があります*2。
添付は割と直感的な操作で簡単に出来ます。
私の場合、昨年12月中旬頃に撮影したもの*3があったので、それをスキャナーで取り込みました。
用意するべきものが非常に多い
一般にネットでの申し込みは手続きが非常に簡単なものが多いのですが、官公庁関係はセキュリティの関係や公文書を扱うという特殊事情からか、紙で書いた方が簡単ではないのかとさえ思えるくらいややこしいです。
事前準備の補足1:JREのインストールについて
事前準備については上記リンクの法務省の電子申請サイトで詳細に触れられていますので、先ずはそちらをご覧下さい。
補足としては、まず、JREのインストールについて、法務省で指定されているバージョンのJRE*4をインストールすると、Java 2 SE Runtime Environmentを追加でインストールするように促すアイコンがタスクバーに表示されることがあります*5。
この時、Java 2 SE Runtime Environmentは絶対にインストールしないようにして下さい。
というのも、私はこの指示に従ってJava 2 SE Runtime Environmentをインストールしたばかりに、司法試験の電子申請願書を書き上げた後、電子署名を付けるというステップがあるのですが、これに必要な画面が表示されないというエラーに見舞わされました。
尚、Java 2 SE Runtime Environmentを間違ってインストールしてしまったら、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からJava 2 SE Runtime Environmentをアンインストールすれば解決します。
事前準備の補足2:PCの環境
次に、PCの環境ですが、Windows XPかWindows 2000にしか対応していません。
私の場合はいつも伊藤塾のインターネット講座で使用しているマシンがWindows XP SP2のものなのでこれについては特に問題ありませんですが、Macしかないとか、Windows Vistaしかない人は事実上電子申請は無理だと思った方が良いでしょう。
Java使用のページなのにプラットフォーム依存なのが結構辛いです*6。
事前準備の補足3:電子証明書
最後に、電子証明書ですが、こちらに列挙されているものが使えます。
しかし、この電子証明書の多くはICカードを使っているため、専用のICカードリーダーを購入する必要があることと*7、民間で発行している電子証明書は有効期限2年で1〜2万円以上かかるものが殆どです。
このため、私は発行費用が最も安く*8、且つ早く作れる*9ということで公的個人認証サービスのものを作りました。
ただ、これは巷で評判の悪い住基ネットのものになるので、住基ネットからの脱退を表明している或いは不参加の自治体の人などにはお勧めできません。
ICカードリーダーはビックカメラやヨドバシカメラなどの大型カメラ店で取り扱っており、価格は3000〜7000円くらいです*10。
因みに、私が購入したのは日立製のUSB接続タイプのもの*11で、購入価格は6900円でした。
尚、パソリは使えません。
電子納付が使えない!?
今日、前述の余計なJavaのラインタイムをアンインストールしてどうにか願書の提出までは出来たのですが、電子納付の所でまた詰まってしまいました。
というのも、電子納付情報画面にある「電子納付」ボタンを押下しても支払いの画面に全然移行しないからです。
実は、電子納付情報画面で表示される情報で、銀行などから振込みを行うことが出来るのですが、電子納付ボタンに拘泥してしまったため、その情報をメモるのを忘れてしまいました。
それにしても、「電子納付」ボタンを押下しても支払いの画面に全然移行しないというのはどういうことなのでしょうか。
*1:会社の研修に参加
*3:現在の仕事の関係で撮ったものなので、スーツ姿である
*4:Java 2 Runtime Environment。JR東日本のことではない
*5:うちの場合、法務省で指定されているものにアップグレードした後に表示された
*6:因みに、私のメインのマシンはTurboLinux 10のもの
*7:日本認証サービス株式会社などのようにファイル方式を用いている場合はハードウェアの用意は不要
*8:カードの発行費用及び情報書き込みで合わせて1000円
*9:市区町村役所に申請して1時間くらいで作成できる
*11:HX-520UJ.N
*12:郵送なら1万1500円であるのに対し、電子申請は1万1100円
*13:俗に言う(旧)司法試験は2次試験である
*14:住民票コードを記入しなかった場合は併せて住民票を送付する必要がある
*15:郵送で願書を提出する場合と同じく書留で送付するが、この場合は表に赤字で「オンライン出願・添付書類在中」と記載しさえすれば、市販の封筒でも使える
*16:今年の場合は2月9日からいずれの場合も受付開始となるが、電子申請は16日までであるのに対し、郵送・出頭による申請は22日までである