休職中なのにロースクールに通う人の話題と米谷達也氏の話題

さいたま市職員、精神疾患で休職中に法科大学院入学

市役所の職員が精神的疾患を理由に休職をしたのだが、休職期間中に何とロースクールに通学していたということが発覚した。
将来のキャリアを考えて法律の勉強をするのは良いのだが*1、精神的疾患を理由にした休職を受けたのなら、それが「仮病」であれ、療養に専念するべきでしょう。
後、

夜間主コースがいっぱいだったので、一度昼間主コースに籍を置いて、速やかに夜間へ転部するつもりだった。申し訳ない

という言い訳も変である。
まあ、ロースクールに通いたいがために「精神的疾患」を装って休職したと思われても仕方あるまい。

因みに私は

私は一応、現行の司法試験とロースクール*2を併願しようと考えている。
今は未だ、受験勉強の段階なので、昼間は仕事をしながら、自宅で受講という形にしている*3
勉強期間は2年と決めているのだが、上位ロースクール狙いの私の場合、ロースクールに通うとなると、昼間部になる可能性が濃厚なので*4、一旦、職場を離れることになる。
その際は、きっぱり今の会社を辞めることにする。

大宮法科大学院大学について

件の職員が通っていたロースクール大宮法科大学院大学」であるが、2ちゃんねるとかを見るとかなり混乱を来たしている。
できた当初は「ロースクールの挑戦」という本を刊行し、将来性のあるロースクールであるかの如く吹聴されていたのだが…。
因みに、この本にも登場しているのだが、1期生には、以前取り上げた大学受験予備校講師の米谷達也氏が所属している*5

最近の米谷氏のBlog

最近、米谷氏のBlogでは「蛇足判決理論」シリーズが終了し、新コーナー「判例チャンピオン」シリーズが始まった。
ただ、取り上げる判例の選択基準が不明なことと、判例百選のどこに掲載されているのかが明記されておらず、試験対策には役立たなさそうなのが遺憾である*6
辰已法律研究所の講師紹介にて

刺激的で新しい発想の講義を展開する人気講師。

とあるように、確かに米谷氏の発想の切り口は斬新かもしれない。
だが、「判例チャンピオン」シリーズの記事を見てもニュース記事の受け売りみたいな感じで刺激的ではない。
世の中のニュースも法律を知る者の視点から見れば、まるで違った見方ができると思うのだが…。

*1:私は今在職中で、伊藤塾のインターネット講義を受けている

*2:法科大学院

*3:2008年合格目標

*4:東大とか一橋とかだと夜間部はない

*5:米谷氏については9月13日の記事9月18日の記事参照

*6:伊藤塾の場合、基礎マスター講義中に判例百選の何番に載っているという形で判例百選を読んでみるように言われる