亀田興毅、判定勝ちするも、判定に非難囂々

普段、格闘技関係のエントリーは書かないので

私は、格闘技方面には関心がないので、エントリは新設する予定はない。
取り敢ず、「芸能」扱いとしておく。
押切もえなどモデル関連のと同じカテゴリというのも如何なものかと思われるが…。

?違う力?働いた?

昨日は、東京駅に寄ってから豊島園に戻ったのだが、そのどちらでもこの亀田興毅とフアン・ランダエタとの試合に国民的な関心の高さを伺い知らされた。
普段、格闘技には全くの無知無関心な私であるが、一応は試合を見てやろうと家に戻ってみようとしたが、既に試合は終了していた。
この時は、全然結果を知る由もなかったが、東京駅の飲み屋の「KO必至」の張り紙とは裏腹に、亀田がすんでの所で判定勝ちした。
だが、この判定だが、全国から疑問の声が挙がったという。
私は全然見ていなかったので、ニュース記事を参考にするしかないのだが、亀田興毅とフアン・ランダエタとの試合では、亀田興毅の方が途中でダウンするなど、不利な試合だった。
しかし、前述のように、3人の審判の判定が割れ、2対1で亀田興毅の勝利とされた。

ナショナリズムなき格闘技の世界

サッカーでも野球でも、チームでやるようなスポーツの国際試合は、大概、自分の国を応援するというのが万国共通のスタンスである。
それ故、各国のサポーターなどは自国チームへに対し、贔屓目を以て見ているケースが少なくない。
しかし、格闘技の国際試合となると、そうとは限らないというのが今回の判定勝ちの件で感じた。
何しろ、亀田興毅の判定勝ちに対して、疑問の声を挙げたのが、対戦相手のベネズエラ人ではなく、亀田興毅と同じ日本人だったのが、印象的であると同時に、変な贔屓目のない冷静な目で試合を見届けられるような日本人がいたというのに驚いている。

王者亀田、微妙判定を一蹴=ダウンは「おれ流サプライズ」−WBA

しかし、この亀田興毅という人は、相当タフな精神を持っていると思う。
格闘家だから、肉体がタフなのは当たり前だが、精神もタフというのは、相当なものだ。
国会議員に転じ、精神的に惰弱になってしまった某参議院議員もある意味、この弱冠19歳の格闘家の精神的タフさを見習って貰いたいものである。
私は最近、白洲次郎に関する評伝を2、3ほど読んだが、この白洲次郎という人も、「育ちの良い生粋の野蛮人」などと評されたように、かなりのビッグマウスの人である。
今回の件で、試合を放送したTBSや亀田3兄弟の公式サイトには問い合わせ*1が殺到して、電話回線がパンクしたり、サイトがダウンするような状態に陥っている。
格闘界の白洲次郎的存在になりそうな亀田興毅だが、

好きに何でも言ったらいい。人それぞれの意見、見方がある。負けたら次はない。勝ったから次につながる

と余裕綽々なのか、挑戦的なのかよく分からないコメントを出している。
どんなに非難囂々でも、決して屈しないタフな精神だけは、打たれ弱い私も見習わなくてはなるまい。

白洲次郎関連の著作

この人も、生きていた当時はかなり叩かれていた方であるが、最近は評価の動きも出ている。
白洲次郎的プリンシプルのない日本白洲次郎白洲次郎の生き方白洲次郎
因みに、白洲次郎氏は著作の中で随分と憲法改正を訴え続けた改憲論者であるが、憲法9条は高く評価している。
これを考えると、「改憲再軍備」「護憲=軍備反対」というような考えが如何に狭隘なものか考えさせられる。

*1:寧ろクレーム