仮面ライダーカブト 第15話
先週のカブト
先週分は書き損ねたが、黄川田将也*1がゲスト出演した。
天道が料亭のような蕎麦屋に来て、閉店であることを嘆いた後に来た、単なる通りすがりのような妙に台詞が多かったバイク乗りがいたが、あれこそがTHE FIRSTの本郷猛である。
普段は偉そうな天道であるが、開いている蕎麦屋が見つからず嘆いているとこの天道は実に弱そうである。
モロ師岡が出演
普段は冴えないオッサンの天才外科医若林の役に、モロ師岡が出演した。
東映の公式サイトによると、モロ師岡は腰痛をおしての出演であったが、腰が曲がっていて、冴えないオッサンの雰囲気が良く出ていた。
どうでも良いが、私の中で、モロ師岡と斉木しげる*2は似たもの同士のような気がする。
鉢合わせしても、仲良くオヤジギャグ
今までのシナリオ展開だと、ワームは目の前の犠牲者に擬態するものだが、今回は殆どアンノウンに近いパターンとなっている。
アンノウンとの違いは、人間に「変身」する能力があることだが。
そして、今回のワーム、フォルミカアルビュスワームが「変身」したのはその若林である。
加賀美と岬・風間がそれぞれ、若林を尾行したが、それぞれの尾行した若林が同じおでん屋に入ってきて鉢合わせしたが、どちらもワームとしての本性を現さず、仲良く酒を飲み、はんぺんで「幽霊」のオヤジギャグを噛ます。
ただ、酒をついでいるときの「おっとっとっと」の台詞の調子が微妙に異なるのが気にはなったが。
シャドウの隊長になった天道
冒頭でいきなり、3人のライダーのバトルロワイヤルが始まった。
ドレイクは借りを返すためにカブトに挑み、ザビーはドレイクの実力を試すためにドレイクに襲いかかる。
そして、カブトはザビーに俺を倒すのが目的ではなかったのかと、ザビーを挑発する。
というシーンから、今回のシナリオは始まったのだが、第10話で影山はカブトの正体が天道であることを見たはずなのだが、それを知ってか知らずか、何故か、シャドウの新隊長*3の指示に従って行動した。
次回予告を見ると、天道は自分がカブトであることを隠しているとあるが、第10話のラストシーンのことが全く考慮されていない。
あのシーンで、天道=カブトであることが影山達に知られてもおかしくはないのだが。
オリジナルの若林は何処に?
話はモロ師岡演ずる若林に戻すと、加賀美や岬らが追っていた若林がいたところとは無関係な箇所で、同様の「不可能犯罪」が起きているが、若林に擬態したワームが複数いることになる。
鉢合わせした2人の若林は実は2人ともワームではないかと思える。
そして、オリジナルの若林は既に殺されているのではなかろうか?
伏線を張り、どんでん返しのシナリオ
加賀美や岬は極めてオーソドックスな予測を立て、対象を追い詰めるが、実は見当違いであるというシナリオ展開がよく目立つ。
かなり練り込まれたシナリオと言えるが、気を付けないと前述の天道=カブトについて、第10話との矛盾が生じかねない。
また、どんでん返しを見抜いたような行動をとる、天道も謎の多いキャラクターである。
天道はある意味、底知れぬ大物なのかもしれない。