仮面ライダーカブト 第1話

正統派路線に復帰?

響鬼は何かよく分からないけど、仮面ライダーらしくなかったような印象があったが、カブトはそれに比べると以前のブレイドファイズの路線に戻ったような感じである。

主人公側に戦闘員が登場する

ファイズでもファイズの量産化版のライオトルーパーと言う戦闘員がいたが、これは映画・TV共々主人公と敵対する側で登場していた。
しかし、今回のゼクトルーパーはワームに集団で立ち向かうという形で、特撮史上余り例のない戦闘員となる。

主人公は加賀美っぽい?

カブトに変身するのは天道総司とかいう何をやらせても完璧な俺様野郎なのだが、どうも、日本のヒーロー番組の主人公には相応しくない。
どちらかというと、ZECTの新米の記録係の加賀美こそ、この物語の主人公なのだろう。
ヒーローに変身する人ではなく、それを側にいて観察する者が主人公というスタイルは「ウルトラマンネクサス」のそれに近い。

擦られた財布を拾うより、犯人を必死に追いかける加賀美

加賀美と天道が初めて出会うシーンにて、加賀美がバイクを手押しで歩いているところをスリに財布を抜き取られる。
途中、スリは何かに躓いたのか、擦った財布を落とすのだが、加賀美はそれを拾おうともせず、犯人を必死に追いかける。
そこへ天道が通りすがり、スリのナイフを間一髪で避ける。
加賀美は天道に文句をたれると…、まあこんな展開なのだが、加賀美には冷静さが足りない。
これではマスクドライダーシステムを使いこなせなさそうだ。

加賀美もいずれは変身する?

後半、加賀美の妹がワームに襲われそうになったところをZECTのチームが駆けつけ、襲撃する。
自分の妹がピンチに経たされている状況で落ち着いていられない加賀美は田所にマスクドライダーシステムの使用許可を願い出て、何とか許可を貰う。
だがしかし、加賀美が変身しようとすると、カブトゼクターは何と反対側にいた同じベルトをしていた天道の手に渡り、天道が変身してしまう。

先のシナリオの伏線か?

カブトに変身することになった天道総司が如何なる経緯でベルトを手に入れたのか?
加賀美はいずれ別のマスクドライダーシステムを使うことになるのか?
ZECTの組織の実態とは何なのか?
伏線だらけの第1回だった。
暫く、特撮は見ていなかったが、これはちょっと楽しみになった。