カタロニア結果
シトロエンのマニュファクチャラーズタイトル確定
あのカルロス・サインツの故郷スペインで*1、シトロエンがマニュファクチャラーズを決めた。
優勝は勿論、セバスチャン・ロウブだが、前回ツール・ド・コルスで残念な結果に終わったフランソワ・デュバルも2位で入賞し、シトロエンの1・2フィニッシュとなった。
また、JWRCでもシトロエンのダニエル・ソルドがスズキ陣営を下している。
因みに、ソルドはスペイン人である。
F1と言い、WRCと言い、JWRCと言い、今年はフランス企業とスペイン人の組み合わせが強いようだ。
ヒルボネンがシトロエンのポディウム独占を阻止
昨年はスバルに所属していた、フォード・フォーカスWRCでプライベートエントリーのミッコ・ヒルボネンが大健闘していた。
途中、シトロエン・クサラWRCでプライベートエントリーしていたクサビエ・ポンスが3位に入賞しており、シトロエンのポディウム独占かと思われていたが、レグ3のSS15で、ポンスがエンジンストールして、10秒も遅れた。
ヒルボネンはこれを見て、チャンスとばかりに攻めた。
お陰で、ポンスとヒルボネンの順位は逆転。
シトロエンのポディウム独占を見事に阻止した。
スバルの調子が悪くてプライベーターが上位に大進出
今回のラリーで印象的だったのは、スバルのリタイヤ続出とプライベーターの上位進出である*2。
特に、ヒルボネンとポンスが3位と4位になるなど大活躍だった。
三菱のガリ、ペースノートのミスでリタイア
レグ2のSS8をベストタイムでフィニッシュした三菱のジャンルイジ・ガリだが、そのフィニッシュ直後、ペースノートの記述ミスでコースアウト。
そのまま、リタイアとなった。
余談だが、三菱のWRCサイトではシュコダの表記が「スコダ」になっている。
ラリージャパンではわざわざカタカナで「シュコダ」と書いていたというのに…。
次回予告
次回はオーストラリアで、グラベルのステージとなる。
スバルは今回、グラベル派のアトキンソンを出してしまったから、ターマック派のサラザンが出るのだろうか?
シトロエン軍団のタイトルの確定したWRCより、新井敏広のタイトルが決まるかどうかのPCWRCの方が楽しみである。
*1:余談だが、F1でタイトルを決めたフェルナンド・アロンソもスペイン人
*2:クリス・アトキンソンじゃなくて、ターマックが得意なステファン・サラザンが出場すれば良かったのに…